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ナンテナガイミチノリ - _はunderbarと読む Part3 -

ナンテナガイ、ナンテツライ、ソシテ、ナンテタノシイ

BRM1022熊本600はDNFだよ 前日編&当日編その1

泉佐野600の失敗後にエントリー

土砂降りとパンクの連続で心折れてしまい串本でDNFした泉佐野600。帰宅後にふつふつと沸いてきたのは「このままでは終われない」という想い、つまり今一度だけの機会が欲しいということでした。

とは言ってもただでも開催数の少ない600キロブルベ、そして今年のブルベシーズンはもう終盤というわけで果たしてエントリーできるのはあるのかと探し、何とか見つけたのが、

  1. ランドヌール熊本開催 BRM1022熊本600
  2. AJ福岡開催 BRM1029嘉麻600

の2つ。どちらも絶賛エントリー受付中。

さてどうしよう。さすがに両方エントリーは現実的でないしそんな資金はない。大阪からスタート地点への行きやすさを考えると…熊本に軍配。

地震からの復興に頑張る熊本へ少しでも貢献しようということでJAL九州ふっこう割を最大活用し参加を決めたのでした。

 

シークレットにしていたのは準備期間が短すぎてブログまとめる暇がなかったのと、最後に発表というのが記事的にはおいしいかなと思っただけのことです。

 

 

熊本に降り立つ

日に日に天気予報が憂鬱なものとなっていき、当日翌日の予報は完全に雨。暗い気持ちになるもののそれならそれで結構だ、申し込んだツアーと有給休暇を有効活用せねばというわけで熊本空港に降り立ちます。

 

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くまモンがお出迎えしてくれました。

熊本空港は地震の被害が甚大だった益城町にあるためターミナルビルもかなりのダメージを受けており復旧工事の真っ最中。いきなりの洗礼にしばし沈黙。

 

轟天2号を組み立て、ホテルチェックインの前に腹ごなしを兼ねて本日の目的地へ。

ついに曇天から雨がぱらついてきた中を走らせ約1時間、目的地はこちら。

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熊本電気鉄道 御代志

乗客誘致と利便性のアップのために自転車の持ち込みサービスなどやっておりまして、輪行袋に詰め込むことなくそのまま乗せることができます。しかしながら折からの雨により乗務員にストップがかかり(晴天時のみという規約がある)今回は断念。

ちなみに御代志駅、こんな駅の構造です。

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プラットフォームの片面が電車、もう片面をバス乗り場に使って乗り換えがシームレス。ちょっとシュールな光景ですがこれは昔この駅が離合駅だった名残ですね。バス乗り場の部分にも線路があったという。

雨が本降りになってきたのでホテルへ向かいます。その前に昼飯。

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地元のものを食べようというわけでラーメンです。とんこつですが博多のラーメンとまた違う味付けでした。満腹。

ブルベのスタート地点にほど近いホテルへ入ったあとはブルベの用意に忙殺。全て終わったのは22時頃。翌日5時起きなのでもう寝ます。

 

 

そして、雨

おはようございます。

部屋のカーテンを開けると外はしとしとと降ってます。これでDNSなんぞしたらいい笑いものだしSRも取れない、なによりこのブログ見てくださってる読者様に申し訳ない。やる気を奮い立たせ雨合羽着こんでいざ出陣です。ホテルのフロントにていらない荷物を預かってもらい(帰ってきた日曜日も泊まるのです)、15分ほど走らせてスタート地点に到着。

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雨の中をランドヌール・ランドヌーズが集まっています。

海を渡って韓国から参加の人もいましたがすでに同コースを試走してきた剛脚の持ち主だそうで。自前の自転車を壊してしまって借り物のマウンテンバイクで参戦、リザルト見たら見事完走していました。脱帽。

車検もブリーフィングも終わりいよいよ出発。雨でも何でも走りきらないと駄目なSR獲得最後のチャンス。気合い入れていきましょう。

 

が、いきなりトラブル。

eTrex20xにセットしてた充電池がなぜかバッテリ切れで電源オフ状態に。おかしいぞ、持参してきた充電池はすべて満充電してきたはずなのになんですが切れてる事実は事実。検証は帰ってからやるとして他の充電池に交換です。

 

雨の渋滞で飛ばせない熊本市内を走り抜け、いよいよブルベらしいコースに入ってまいります。

 

事故の怖さ、そして対処のすばらしさ

キューシートの情報を信用しすぎたのとeTrexの道案内を見間違えたのですが途中でコースアウト。分岐表示を見間違え帰りルートの道をばく進して5キロほど行ったあとで間違いに気づき引き返すという目に遭いました。言い訳ではありませんが目印のデイリーヤマザキはつぶれて建物自体なかったですよランドヌール熊本様。

コース復帰したあとも普段より遅いペースで走り続けます。電池交換してる間とこのミスコースでおそらくビリなんでしょう。前も後ろも参加者らしき人を見ません。

 

八代市に入り、球磨川沿いの渓谷を走ってゆくところでとんでもないものを見ました。

参加者の証しである反射ベストを来たお兄さんが前から歩いてきて止まれの合図。何事か?もしかして雨でブルベ自体中止(大雨警報が出たら中止もやむなしとはブリーフィングで聞いていた)か?と思ったのですが、「先行していた参加者が車と正面衝突した」というショッキングな知らせ。数十メートル先に行くとそこには前輪大破、フロントフォークはひん曲がった無残な姿のロードバイクが…。

対処は早急で救急車で運ばれたものの、その後の報告で骨折だけで命に別状はなかったことを確認できました。事故は怖いですが、もしその場に居合わせたら何を置いても人命第一、ブルベを投げ打ってでも救助に当たらねばと改めて認識しました。

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(これは事故現場を通り過ぎたところで撮影したもの。右側の下りになっている道の木の陰で凄惨なことになりました)

 

蒸気機関車がやってきた

雨に濡れシューズから足に浸水、対向車に水をかけられながら球磨川沿いに走らせているとふいに聞こえてきた、

 

ボォーーーーーーーーーーーーーーッ!

 

という地響きのような汽笛の音。

 

蒸気機関車の観光列車「SL人吉」でした。

https://www.jrkyushu.co.jp/trains/slhitoyoshi/

 

存在は知ってましたがまさか見られる時間に現場を走っているとは。実は走ってくる時間にはPC1に着いてるかもの予定だったもので少しショック。

まあいい機会だと思ってカメラ出して鉄橋を渡る勇姿をおさめます。

 

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雨の薄暗い中を10年落ちのコンデジで撮るのだからこれが限界です。

大正生まれのSLには負けていられません。歩みは遅いもののPC1に向けて走り出します。

 

PC1はどこでもいい

ちょっと語弊がありますが、要は同じ場所にある3カ所のうちどこでもいいということ。ブルベカードに示されたのはスーパーニシムタ人吉店。ただしその向かいにあるセブンイレブンでもマクドナルドでもいいというおおらかさ。ずぶ濡れでスーパーに入るのははばかられたのでセブンイレブンでレシートチェックしました。到着時刻は12時54分、貯金は38分とやはり遅い。柿の種とバナナチップ、そしてスポーツようかんを持参してるので水とゼリー飲料だけ買って速攻で出ます。5分もいなかったんじゃないかな。

それにしてもコンビニ以外でPCがあるというのもなんか新鮮ですね。九州のブルベではよくあるそうです(後に合流した参加者談)

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国境の長いトンネルを抜ける前にそこは鹿児島だった

ここから前半ハイライトの久七峠越えです。結構な勾配を標高600メートルまで一気登り。雨は最高潮に降っているので上り坂というよりは滝登りをしているような感覚で路面抵抗がものすごい。登り切るか切らないかというところで、自転車が通れるなかでは九州で一番長いという久七トンネルにさしかかります。

長い分少しですが雨はしのげるのでほっと一息。歩道に止めて足休めしながらこんな写真撮ります。

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ついに鹿児島県に入ります。登ってきた分ここから鹿児島市までは平坦&下り基調です。

 

続きます。