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ナンテナガイミチノリ - _はunderbarと読む Part3 -

ナンテナガイ、ナンテツライ、ソシテ、ナンテタノシイ

BRM1022熊本600はDNFだよ 当日編その3&翌日編

続きです。

 

JR最南端の駅

寄りたかった場所とはここ。

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走行コースから少しだけ外れたところにある、指宿枕崎線西大山駅でした。

10年ちょっと前までは日本最南端の駅だったのですが沖縄にモノレールが開通したのでこういう表示になったそうです。

日のあるうちならもう少し丁寧に写真撮っておきたいところですがこれが精一杯。5分ほど休憩だけしてそそくさと去りました。泉佐野400や600では本州最南端の駅(串本駅)も通ってますしなんかブルベではこういうのに縁がありますねぇ。

 

仮眠の連続

ぜひとも寄りたかった場所を通り過ぎてほっとしたのか、時間的にもそろそろなのか、眠気が一気にやってきました。そろそろ仮眠場所を探そうかと思い、南九州市にさしかかったところで展望台らしき所によさげな東屋を発見。誰も来ないことをいいことにジャージとレーパンを一旦脱ぎ(いやタオルで隠してますよ念のため)、ぎゅっと絞って水を出します。ビチャビチャという音とともにしたたり落ちます。よくこんなの着てたなとあきれながらも感心。体が冷えるかなと思ったのですがさすが南国鹿児島、これくらいなら何のことはなく着直して15分ほど仮眠。そして再出発。

まだ雨だけどできれば一度乾燥機にかけておきたいなと思い南九州市に入ったところで立ち寄ったコインランドリー。そこで見つけた珍看板。

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帰宅してググってみたら結構有名看板のようで、さすがに牛や馬というのは経営者のネタだそうです。手綱をつなぐ杭のようなものもあったので手の込んだネタです。

結局ここで乾燥機は使わず(洗濯してる客がいたので雨合羽で防御するとはいえその場で脱ぐのははばかられた)、イコールその間の仮眠も取れずに走ります。

 

枕崎市に入り、今度はかなりのビッグウェーブな眠気が来ます。ここで寝たらかなり時間的にヤバイ、でもこれ以上仮眠無しで走ると最悪事故る。打ちつけた膝も力入れると痛みが走るので休みたい、でも時間が…の葛藤を繰り返すも負けました。枕崎郵便局の軒下にベンチがあったので40分ほど眠ります。眠りに落ちる前に、早着しておそらくホテルで仮眠取っていてリフレッシュできたとおぼしき参加者がダッシュで去って行くのを見送りました。ああこれで自分の完走見込みはかなり低いのが証明されたなと思いながら半ばやけ気味な感じです。

 

写真またはクイズチェック、そして…時間切れ

正直、ここからは走った道の詳細を覚えていません。誘惑に負け、展望台やそこらのベンチ、集落のゴミステーション横などで雨もかまわず10分程度の仮眠を繰り返し、上り坂の手前で止まったり、絶望的な斜度の坂では押して歩いたり、そしてついに夜が明けます。野間岳を回り込み、通過チェック代わりのクイズポイントにさしかかります。

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この看板の一部がクイズの答え(一応ナイショ)なのでそれを答えるか、

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自転車と一緒にこの看板を撮影するかどちらかがチェック代わりというものでした。(乗ったまま撮影したので写真ではハンドルとフロントバッグとキューシートが写ってます。おそらく疲れ切ってるので降りて記念写真的に自転車入れて写すという考えが出なかったんでしょう)

この区間最後のV字ターンのある激坂をなんとか登り切り、南さつまの市街地に入ります。途中で見たうどんの販売機に心引かれましたが食べずに走らせます。

 

が、時は無情です。

 

およそ70キロぶりに出てきたコンビニで遅い朝食を摂りますが、この時点で時刻は10時半。消耗しきった体でPC4までの残り約110キロを3時間10分ではとても走りきれない。あきらめたくはないですが冷静にも考えないといけない。これ以上の肉体的精神的負担もかけたくないのでDNFを決意しました。

 

さて撤収はどうしよう

DNF後もしばらくはキューシートどおりに走ってまして、ある場所でそれも飽きてiPhone広げてGoogleマップ見てみます。現在地から一番近い駅は…鹿児島本線伊集院駅と出ます。近いと言っても30キロほど先ですけどしかたない。eTrex20xをルート表示からナビモードにして伊集院を目指します。土地勘もないのでナビ任せですが、まさか峠越えをさせるとは…。距離的には長いけど他の駅まで回り込めば良かったですよ。

この頃には雨もようやくやみまして、伊集院駅に到着したのは15時前だったかな。

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島津氏ゆかりの地のお祭りらしきのをやってまして関係者のお姉さんにペットボトルのお茶をいただいたり、輪行作業を珍しそうに見てたタクシーの運ちゃんと話し込んだりして列車待ちをしておりました。人の情愛が身にしみる。

九州新幹線で熊本へ戻るべく、鹿児島中央に戻るか川内(せんだい)まで進むか迷って結局川内ルートをチョイス。鹿児島中央のほうが伊集院からは近いけど方向的に逆というのがちょっと抵抗ありましたもので。奇しくも部活帰りの学生でごった返し、ほとんど座れずに川内まで乗ってました。

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輪行時には進行方向一番後ろの座席かデッキに輪行袋置くのが基本、というわけで1番Dをおさえこみます。幸いに熊本まで横には誰も来ませんでした。

熊本駅の立ちそばで軽くうどん食べ、ホテルに戻ったら20時回ってました。まずは風呂、そして洗濯と乾燥です。終わって夜食食べたらそのまま寝落ち。アラームをかけててよかったですよ。

 

戦い済んで

朝起きたらまずは消費カロリーと糖分の回収が急務でした。つまり朝飯。

朝食バイキング付きプランをいいことに朝からすさまじいペースでごはんにおかずてんこ盛り、カレー3杯にパンに牛乳2杯、しあげに果物とヨーグルトたっぷりと学生時代を思い出す食いっぷりでした。1時間くらい食べ通しだったかもですね。コーヒーは部屋に持っていってもいいとのことなのでありがたくいただき、ついでに断ってパンも数切れもらいました。朝風呂入ってその後に食べきりましたが。

もう自転車乗る気力はこれっぽっちもないのでチェックアウト時にタクシー呼んでもらい空港まで。自転車と荷物を預けて土産の物色に入り、馬刺しとからし蓮根と熊本銘菓陣太鼓、会社土産にくまモンクッキーを購入。ほんとはもっと買ったり食べたりして復興に貢献したかったのですよ。

飛行機乗り込んだらそのままコテン。CAさんに起こされて伊丹空港に到着しました。

仕事休みだった嫁に迎えに来てもらってようやく帰宅。買い込んだ土産はそのまま夕食となりました。

 

来年こそは

俺は雨男か?というくらい600キロブルベではたたられる結果となり(出走4回のウチ3回が雨ブルベ)、結局ブルベ参加初年でのSR取得は幻となりましたが、多くの学ぶべきことがありました。決して無駄死にではなかったと思います。

今年は仕事のスケジュールにも恵まれたため、多くのブルベに参加できましたが来年もこうとは限りません。それだけに開催回数の少ない600キロは確実に早めにクリアしておきたいところですね。そのためにも精進精進…。